■マンション共用部埋設の給水管における漏水調査の事例です。
 
 1.
漏水状況の確認
加圧送水装置が平時と比較し、異状に高頻度で運転しています。

 2.
管路調査

事前に金属管・ケーブルの位置を補足しておきます。

今回の水道管は樹脂管ですが、付近に埋設されてる他の管について把握しておくことが、作業の安全性と効率化につながるポイントとなります。
3.
相関法による漏水調査

漏水箇所から生じたノイズは、配管や水中を伝播し弁栓へ到達します。

各調査機器を用いて、漏水位置を求めます。
 4.

漏水検知位置の検証
検知した漏水位置についてマーキングを行い、ドリル穿孔により検出結果が正しいかの検証を行います。

穿孔口へ深針棒を貫入したところ、先端に明度の高い水量が付着してきました。漏水箇所特有の現象です。

 5.
修繕作業
漏水位置が的確に調査されている為、修繕作業に要する掘削は最低限に済みます。

近隣への工事騒音、仕上面への影響も抑えられます。


 6.
漏水状況
漏水箇所のほぼ直上で検知しています。

給水管の隣にガス管が埋設されていますが、管路調査によって把握済みです。

7.
漏水状況(拡大)
左側のエルボ接合部からガス管方向へ漏水した水が飛び流れています。


8.
修繕状況
漏水箇所の部分撤去を行い、配管修理を行いました。ご覧の通り、極めて狭い掘削範囲で漏水の修繕は可能です。余分な掘削や配管切り回し工事は必要なく、短時間で漏水復旧につなげられます。




漏水をそのまま放置してしまうと、漏水の程度によっては加圧送水装置の故障を引き起こす場合があります。定期的に加圧送水装置の発停状況について確認される事を設備保守の一環としてお勧めします。
マンションの共用部分では、給水管の他に、ガス管や電力ケーブル、消火配管、排水管なども輻輳して埋設されているケースが多く、安全に漏水調査を実施する為には、給水管以外の埋設物の位置についても予め正確に探知しておく事が重要です。尚、コンクリート面下に埋設されている配管の漏水は、コンクリートが有する遮密性により、ガス調査など地表面からの直接的調査では漏水箇所の探知は難しくなりますが、間接的アプローチによる調査にてピンポイントでの漏水位置特定は可能です。



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