蛇口の漏水修理(台所、洗面):修理の手順やコツを解説

2024.01.23

お役立ち

蛇口の漏水修理(台所、洗面):修理の手順やコツを解説

蛇口の水が止まらないときは、コマやパッキンを交換すれば水漏れは直せる場合がほとんどです。
このページでは一般の方でも修理がしやすいオーソドックスな水栓を例に、漏水修理方法を分かり易くご説明します。
手順に従って自分で漏水修理できれば、費用も安く済みますね。


□目次

1.漏水修理の前に、止水栓を閉める【重要】

2.修理

2.1単水栓の修理

2.2混合水栓の修理

3.漏水修理が終わったら、止水栓を開ける

4.コツ

5.まとめ


1.漏水修理の前に、止水栓を閉める【重要】

まず、止水栓を閉めて下さい。もし、止水栓を開けたまま作業をしてしまうと、水が噴き出してしまいます。
止水栓をしめるには、次のようにハンドルを右→にまわしてください。そうすると水は止まります。なお、止水栓はメーターボックスの中にあります。

古い止水栓は固着により閉めにくいものもありますので無理にしめないようにして下さい。その様な時は、洗面台や台所の下部の止水栓を閉めましょう。

2.修理

準備が整ったらいよいよ修理です。水栓のタイプによって異なります。

2.1単水栓の修理

単水栓とはハンドルの回転で内部のコマが上下し、蛇口から出る水量を調整できるシンプルな蛇口ですね。以下に手順を説明します。

手順1:蛇口を手でしっかりと支え、スパナーで上部を左にまわしてゆるめ、ハンドルを全開します。

手順2:蛇口の上部は取り外します。

手順3:コマを取り出し、新しいコマと交換します。

手順4:そして、蛇口の上部をはめこみます。もし、はまりにくい時は左右に2~3回まわしますと、はまります。

手順5:ハンドルをよくしめてから、スパナーで上部をしっかりとしめつけます。これで完了です。

2.2混合水栓の修理

混合水栓とは、水用と湯用の単水栓二つのハンドルが有り、水と湯が水栓の内部で混ざり合って、一つの吐水口から出るタイプですね。このタイプの修理方法は以下になります。

手順1:ポイントをマイナスドライバーかキリなどで、こじるようにしてはずします。

手順2:ドライバーでビスをはずします。(サイズの合ったドライバーを使用し、固いときには一気にグッと力を入れてまわします。)

手順3:ハンドルを上に引き抜き、インサート樹脂も同じように上に引き抜いて下さい。(インサート樹脂がハンドルと一体化したものが多いです。これはハンドルを抜くだけです。)

手順4:カバーナットをゆるめてはずします。
★ハンドルからの水漏れがある場合は、このカバーナットの内側にある水栓ハンドル内パッキングを交換して下さい。

手順5:次に、スピンドルをまわしながら上に抜きとりますが、固い時はいったんはずしたインサート樹脂とハンドルをかぶせてまわすと楽にはずせます。

手順6:コマは本体内に残っているので、コマツマミやピンセットなどでツマミ出し、新しいコマやコマパッキングに交換します。

手順7:交換後、以上の逆の手順で組み立てて下さい。

3.漏水修理が終わったら、止水栓を開ける

蛇口の組み立てが終わったら、止水栓を開けて水を通しましょう。この時の注意点として、まず、止水栓を少しだけ開け(水を少しだけ通して)、蛇口の漏水が止まったかを確認します。いっきに全開にしてしまうと、修理不完全な箇所から水が噴き出したり、水圧による作用で給水管に一時的に過剰な負荷(ウオーターハンマー)がかかる場合がある為です。

4.コツ

漏水修理に限らず設備全般にいえることですが、「急」や「無理」な作業はしないこと。固着した止水栓や、その他プラスチックの細かい部品の破損などに注意しましょう。

そして、作業をする時はタオルを床に敷き、その上に取り外した部品を順に並べましょう。この時、部品の据え付け方向(上下方向など)が分かるようにしておくことも大切です。こうする事で、部品を元に戻す時にやり易くなり、又、部品を逆に取り付けてしまうといったミスも防げます。

5.まとめ

如何でしたでしょうか。意外と簡単にできると思います。DIYは戸惑うことも多いと思いますが、ホームセンターでも親切にアドバイスしてもらえるところも珍しくありません。ちょっとした修理であっても、業者に依頼すると費用がかかってしまいます。自分で対処可能な部分はDIYで節約しましょう。

最後に、水道関連に限らず特に日本の設備や製品は、部品の交換によって長く使えることを意識しています。こういった観点は海外の人達から日本が評価される側面の一つであり、ぜひ大切にしていきたいですね。

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